EKAKINOKI

ネットと著作権


世界じゅうのひとがネットでつながっている今日、従来の著作権法をそのままあてはめようとしてもうまくいくはずがない。「あれもダメこれもダメ」となると「ネット文化」そのものが存在しなくなる。

ネットの良さを生かしながら、どのように著作権を保護していくかという、たぶんバランスの問題なんだろう。

アートの場合、アーティストの死後50年経過しないと著作権にひっかかる。そうすると、いちばんみせたい、みてもらいたいアーティストの作品がサイト上でみせられないことになる。

たとえば、アメリカのあるポップ・アーティストが大好きでHPを作っても、ある日とつぜんアメリカ著作権協会から電話がかかってきて、裁判沙汰になりたくなかったらHPを閉鎖しなさい、と言われる。

閉鎖に追い込まれたそういうファンサイトをいくつか見た。

たしかにじぶんが考えたもの、つくり出したものを他人が勝手に使われたら気分わるい。しかもそれで金儲けすんならオレにも分け前よこせ、ってことにもなる。

けど、善意でやってるのもある。現役のアーティストは、じぶんの作品がネットで紹介されれば嬉しい、というのもある。

ネットで画像を見せるのも見るのも容易にできるようになったのはまさに文明の進化だ。十派一からげにダメというのではなく、まず、なにがよくてなにがいけないか、そこらへんの共通の理解を打ち出すべきだ。

でないと、小さな画像だからいいでしょ、みたいなばかげた現実を続けることになるよ。


いくつかの具体例・・

※  インターネットではふつう著作権、所有権、肖像権(写真:遺族が引き継ぐ)などがからんでる。

※ 画集などには編集上の著作権とかはあるが、絵そのものについてはモンダイない。

※ 『鶴の恩返し』のように古い話を、たとえば英語に訳してもモンダイない。

※ 『歌』の訳などにも厳密には著作権がからんでくる。

※  本・カセット・CDのカヴァーなどにも著作権がある。(買ったものだからというのは的はずれ。)(ミュージック・グループのCDカヴァーを内容の一部として折り込んだ本を、出版後にクレームがついて回収したという例がある。)

※ 没後50年以内(敗戦国日本は没後60年以内)のアーティストの作品には著作権がきいている。とくにアメリカ人は病気じゃないかとおもうほど厳しい。

※ 使われたらぜったいイヤ」というもの以外、現実問題として訴訟してお金をもらっても見合わないし、宣伝にもなるので見逃してるか、あるいはまず警告がくる。


(2002.06.16.)(2002.08.09. 追加)(2004.05.02. 見回り)(2005.09.19. 見回り)


かんれんサイト

画像に埋め込まれた電子透かしの例
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/security/watermark.html

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