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サンクト・ペテルブルグとフィンランド湾

St. Petersburgサンクト・ペテルブルグ市内から、白樺林を左右に見ながら車をとばしていくと、30分もしないうちに海にたどりつく。バルト海に連なるフィンスキー・ザリフ(フィンランド湾)と呼ばれる海だ。

あたりには別荘も多く、『船曵き人夫』で有名なレーピン(1844-1930)の別荘は、いまは美術館になっている。

さらに車をとばしていくと、フィンランド。サンクト・ペテルブルグからフィンランドとの国境まで、約160キロメートル。ヘルシンキまでは約480キロメートル。

サンクト・ペテルブルグ〜モスクワは約750キロメートルだから、モスクワよりも、外国の首都ヘルシンキのほうが距離的には近いってことになる。(サンクト・ペテルブルグが北欧経済圏を形成できるはずという理論的根拠もここにある。)

※ ちなみに東京〜大阪、ミラノ〜ローマがほぼ約550km。パリ〜ミラノが約800km。モスクワ〜サンクト・ペテルブルグはいずれは高速鉄道で結ばれるだろうけど、いまは列車で7時間ぐらい。

レーピン美術館(Бродячая Камера)
http://www.enlight.ru/camera/176/index.html

ところで・・・日本はタテには長くてもヨコの長さはそんなにないから、本州なら2時間ぐらい車をとばせばたいがい海にたどりつく。イタリアも似たりよったり。でもロシアではこうはいかない。川や湖はそこらじゅうにあるけど、海ははるかかなた。長じてはじめてほんものの海を見るロシア人もめずらしくない。

ロシアで「海」というと、、ふつう黒海ソチとかクリミア半島とかの、旧ソヴィエト、トルコ、ルーマニアに囲まれたあたり。砂の色も地中海みたいに白くはないけれど、、とりあえずロシア人が抱く「海」のイメージはそこらへんに集約されている。

ロシアには、オーロラが見られる北極海、カムチャッカあたりの北太平洋、ドイツの一角にも海に面した飛び地があるけれど、、、、これらは、いわゆる海とはべつの存在物ってかんじがする。

サンクト・ペテルブルグ近郊のフィンランド湾にしても、5月ぐらいでも平気で氷の塊が漂っているし、氷が張ればそこにヘリコプターが離着陸したりする。

それでも、、サンクト・ペテルブルグは、「海のそば 潮風が感じられる」というだけで、平均的なロシアの内陸都市にはない開放感みたいなものがある。

サンクト・ペテルブルグかんれんファイル

■ サンクト・ペテルブルグの庭園
■ ペテルブルグの魅力とモスクワの活気
■ ペテルブルクのレストラン
■ マンガ・女帝エカテリーナ

(2001.09.23.)(2003.12.10. 見直し)(2005.01.09. 「サンクト・ペテルブルグ周辺」よりファイル分割)

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