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ペテルブルグの魅力とモスクワの活気

モスクワかサンクト・ペテルブルクか、どっちがいい〜?サンクト・ペテルブルクにきまってるじゃ〜ん。

サンクト・ペテルブルクは「北のヴェネツィア」・・・運河や橋がいっぱい、建物もしゃれてて、文化的な活気に満ち満ちている。エルミタージュもあるし、町の大きさも手ごろ、町ゆくひともすこしは笑みを浮かべてるし、散歩しててタノシイ。

Photo coutesy of Бродячая Камера

モスクワは「大きな村」・・・アカ抜けてない。物価はやけに高くて、首都であるための政治的緊張、そのなかでなんとか生き抜こうとしているひとたちとうまくやっているひとたちが重なり合ってギスギスギスギス。

ソ連時代には容赦なく古い寺院とか修道院とかが壊され、古い建物にかわって素っ気ないセメント造りがはばをきかせ、ばかでかい道路には車がわがもの顔。散歩するよりでっきるだけ短いルートで行くことをまずかんがえる。

白夜のサンクト・ペテルブルク

Photo coutesy of Бродячая Камера

だけど、サンクト・ペテルブルクのニンゲンとはなしをしていると、モスクワの活気が羨ましいみたいなことを言う。つまりモスクワは、ありとあらゆる無骨さをおぎなってもあまりある、ロシアで唯一現代的に機能している都市ってこと。たしかにヒトもモノもカネもモスクワを目指す。

それにしてもこんなにでかい国で、なぜモスクワだけなの?フランスよりも面積が大きい県が、その気になればもっとすごいことができるのに・・・なんておもったりもする。とどのつまり、、そうさせない政治的意図がある。たとえば、税金はいったん国を経由して地方に分配されるとか。

だから地方はモスクワに顔を向けざるをえないし、モスクワにすべての富と権力が集中する。プーチンはそういうシステムをさらに強化するようなことをやってる(※)。たしかに、いまの段階で遠方にある県がとてつもなく強力になったら・・というコワサはあるのかもしれない。

そのおかげで・・・フランスよりも大きい県の首都に映画館がふたつだけとか・・・そのぶん地方のほうがノンビリとしてて、はるかにロシア的で、過ごしやすいことは過ごしやすいけど、、、結果としてひとびとは、ロシアで唯一まともな可能性がある町モスクワを目指す。

それに、交通機関もモスクワ中心になっているから、どの都市にも行くにも、モスクワからが便利だ・・・

サンクト・ペテルブルクのほうが、あるいは地方都市のほうが、たしかに魅力的ではあるけれど、でもモスクワのほうが実践的というゲンジツ。

(2002.06.30.)(2003.03.17. 点検)(2003.04.05. 見直し)(2003.12.09. 見直し)

モスクワの写真集(Moscow Today)
http://moscow.max.ru/moscow-2004/2004-archive.htm

※ プーチンが大統領になってから、ロシアを6つか7つの管区に分割し、(県知事とはべつに)各管区に長官みたいのを置いて、より国の監視を強めた。

※ サンクト・ペテルブルグにはイサキエフスキー教会より高い建物を建ててはならないとかいう条例があって、イサキエフスキー教会の展望台(高さ43メートル)からは、美しい町並みが360度見渡せる。

※ 建市記念日: モスクワ−9月3日 サンクト・ペテルブルグ−5月27日

かんれんファイル

■ モスクワはばかでかい
■ モスクワとペテルブルグの紋章
■ サンクト・ペテルブルグの庭園

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