EKAKINOKI

ロシア料理のルーツ

「ピリミエニ=餃子(水餃子)」、「ラプシャ=ラーメン」・・・ピリミエニは北方民族にルーツをもつものだとか、中身は肉だけな点が違うとか、かならず冷凍して食べるとか、ロシア人はまくしたてる。だけどそのルーツとなると、200年におよぶモンゴル・タタール支配をどうしても連想してしまう。

「シャシリク」・・・肉を串ざしにしたバーベキュー。マリネ(下味つけ)の仕方が多少ロシア的であるとしても、肉を炭火で焼く起源となると、***トロプス並み。

「ブリヌィ=クレープ」・・・粉をねって焼いて、具を中に入れて食べるのは、人類が産声をあげるのと同時におもいついたにちがいない。

ソバ・・・ロシア人はソバを粉にしないで、そのまま塩茹でしてバターをたらして食べる。麺にする、という発想はなぜかない。ソバの起源?ほかの作物が育ちにくい寒い地方ではどこでもポピュラー。

インスタント・コーヒー・・・ルーツは社会主義、、ハハ。

トルコ・コーヒー(コーヒーのジャリジャリがカップの底に残るヤツ。あるいはカップをひっくりがえして占うやつ。)・・・キリスト教の流布とともにギリシャやイスタンブールから入ってきたんだろうか。あるいはウインナ・コーヒーみたいにトルコ系との戦争がきっかけ?

べつのファイルでふれたけど、「伝統的なロシア料理ってなに?」に答えるのがすごく難しいのに、「ロシア料理のルーツを探る」なんて、どの料理についてなのかすごく曖昧だ。ところが、ロシアのことをなにも知らないあるイタリア人に、ロシア料理の写真を見せていたときのことだった・・・「祖父の世代が食べてた料理だ!」

目からうろこが落ちた。。

ちょっとロシア、ロシアで考えすぎていたのかもしれない。ロシアはアジアの要素を濃厚に秘めている。だから、ロシア料理におけるヨーロッパ料理の「影響」はトウゼン考えたにしても、ルーツまでヨーロッパと関連づけようとまではおもわなかった。でも、ウクライナなんかは中世ヨーロッパの一大小麦供給国だったし、ロシア料理が厳寒の地に適応した部分はあるにしても、貧しい時代にヨーロッパに普遍的だった料理がまたロシア料理の原型だと考えるのは、なんか妙にピッタリくる。

(2000年)(2003.07.30. 『ロシアの食材について』ファイルより分割)(2007.07.29. 見回り)

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