EKAKINOKI

ロシア人の宗教心とモラル

法律以前の最低限のところで社会を支えてるのが宗教心(信仰ではないよ)とかモラル(=倫理)でしょ?いまのロシアではこのふたつともがきわめて希薄、、

宗教・・・

ソ連は宗教を否定し、足でギンギンに踏みつけた・・・教会を爆破したり、そこに市民プールを作ったり。だからと言って、宗教が完全に消えてなくなったわけじゃない。首都モスクワなどはシメツケがきびしかったかもしれないけれど、地方では、つつましくもけっこう連綿と宗教行事が続けられていた。

そもそも宗教心がDNAにはっついているような国民だ。ソ連崩壊後、心の支えを教会に求めるひとたちが増え続けている。昨日までの宗教軽視が嘘かのように、今では宗教行事や宗教祭日が山盛り。ロシアにおける正教会の政治的立場も日々強くなっている。でもロシアの宗教はまだ息を吹き返したばかりだ。

モラル・・・

いまのロシア社会はなんといってもマネー。社会崩壊のヒズミがまだまだ解消されていないから、カタギなだけでは生活していけないみたいなとこがある。(たとえば国家公務員の医者とか教授とか。)そのために現実主義者になるしかなく、もとより頑固なロシア人は完璧に「拝金主義者」になっていく。たしかに醜い、、けどしょーがないかなってとこもある。こういうのは、復活しつつある宗教なんかよりずっと強烈だ。

しかしマネーの要求を満たさないすべてのものはボツとし、マネーがひとの心まで支配しはじめるともうおしまいだ。社会が病んでいるから人の心が病むのか、人の心が病んでいるから社会が病むのか、、どっちもどっちだけど、人間的なゆとりがなくなり、他人を信頼するキモチが薄れ、ますますモラルは朽ち果てていく。

(2003.01.30. 見直し)(2003.11.05. 点検)(2004.11.27. 見回り)

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