EKAKINOKI

ロシアの嫁買い

『結婚式』たって・・・どこの国でもやることはさしてちがわない。『誓いの儀式』があって『宴会』があって・・せいぜいそれにかける時間が違う?サインして一瞬ですませるひともいれば、2日も3日も、あるいは一週間にもわたって宴がつづくところもある。

ソ連が崩壊したあと、ロシアでは教会が正式に復活したので、いまは、かつて『役所』がとりおこなっていた部分とあらたに『教会』がとりおこなう部分がゴッチャマゼ。その両方の手続きをクリアしたあと、車で市内の名所めぐり。これはロシアだけじゃなくてヨーロッパにはよくある習慣。そしてまわる場所というのも、、だいたいきまってる。

イタリアでは、教会から出てくる新郎新婦に『米つぶ』をあびせかけ、「富に恵まれるように」と祝福します。ロシアではこれが『パンと塩』。もっとも、新郎新婦にパンと塩をあびせかけるわけじゃなくて、テーブルにはこれがけっして欠かせないということ。

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ロシアの結婚式のトピックはなんといっても『嫁買い』。結婚式の当日、新郎は車を飾りつけて友人たちと新婦宅をおとずれます。

ピンポーン。
「あのセルゲイですけど・・」
「おまえ、なんのために今日はここにきたん?」
「おれの嫁をもらいに来たんじゃ!」
(大見栄をきる)
「あんたね、うちの嫁は高いで・・!」
「わかった、わかった・・。」
「はいこれ、はいこれ。」
(居合わせる親戚一同に『お金』をばらまく)
「あんた、なに考えてんの。こんなはした金。」

(そう言われたらまたお金を積み上げる)
「はいこれ、はいこれ。」
( 一巡また一巡・・ かなり積み上げた・・)

「わかった。じゃ、連れてこい。」
ところがそうして連れてくるのは『ほんとうの嫁』ではなく『親族のいたいけな少女』!
「これはオレの嫁じゃない!」
( いきりたつ)

「そんなこと言われても・・・」
「わかったよ〜〜お金ね、お金・・・」
(また一同にお金をばらまく)

こうして、『ほんとうの嫁さん』をくれるまでお金を積み上げていきます。なんか『鬼さんとの問答』みたい・・・・

宴会の席でもまたべつの『ゲーム』が新郎を待ち受けています。とつぜん新婦が姿を消すのです。すると新郎は・・やはりお金で嫁を取り戻します。これも、『嫁』をもらい受けたときとまったくおなじように進行していきます。

ちなみに・・・お金はすべて(?)あとで返してくれるそうです。

(2000.10.28.)(2002.08.08. 見直し)(2004.03.21. 見直し)

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