EKAKINOKI

フルショフとブレジネフの1964年

映画『灰色のオオカミ』

2年ほど前につくられたロシア映画『灰色のオオカミ』・・・フルショフからブレジネフへの政権交替(1964年)がどのようにおこなわれたかがテーマです。

このフィルムの冒頭はオオカミ猟ではじまります。猟をたのしんでいるのは、ソヴィエト時代の政治家たち・・・ニキータ・フルショフ(1894-1971)、レオニード・ブレジネフ(1906-82)・・・

охота с флажками, photo courtesy by: http://bor1.livejournal.com/772332.html

雪景色のなかを荒々しい怒声がとびかいます。馬に乗った男たちが、オオカミの群れをロープで囲い込みます。ロープにはところどころ赤い布がヒラヒラ。するとオオカミは、その囲いに恐れをなし、情けない声をあげ、囲いのなかをグルグルと行ったり来たりします。

これは伝統的なオオカミ猟らしいですが、赤いヒラヒラがたくさんついたロープで囲んだだけです。しかもそれはかなり高い位置にあって、スキマだらけ。物理的には、いくらでも逃げられます。オオカミは「赤色」に生理的な反応を示すのでしょうか。(よくそんなことに気づいたなぁ。)

ハンターたちは、赤いヒラヒラ布きれにおびえたオオカミをねらい撃ちにします。フルショフは、追い込んだことでゲームが終わったとかんじ、トドメの一発を射すのをやめました。それにかわってオオカミを射止めたのがブレジネフ!

どうもこれが、1964年政権交代の真相のようです。

(2000.06.12.)(2001.07.05.)(2004.11.20. 「ヴィソツキー」の部分分割)

Хрущёв Никита Сергеевич, 1894-1971
Брежнев Леонид Ильич, 1906-1982

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