EKAKINOKI

「百万本のバラ」とツェリテーリ

TSERETELI ZURAB

アッラ・プガチョワが歌っていた「百万本のバラ」という曲がありました。貧しい画家がじぶんの絵をぜんぶ売り払い、そのお金で買えるだけのバラを買って恋していた女優に送ったけど相手にもされなかったみたいなおはなしです。これは現実にあった話ともいわれ、主人公はグルジア人画家ニコラ・ピラスマーニン(1862-1918)とされています。ズラバ・ツェリテーリが描く絵は、なぜかこのピラスマーニンの「百万本のバラ」のはなしをほうふつとさせます。おなじグルジア出身の作家という共通点もありますね。

1999年暮れのある展示会でツェリテーリ作品

ツェリテーリはもともとモニュメンタリストで、一般には造形作品で知られています。モスクワのゴーリキー公園ちかくの川岸にあるピョートル一世の鉄製建造物とかもツェリテーリ作品です。(このピョートル像にかんして言えばあまり評判はよくない。)

ツェリテーリは、モスクワ市長ルシコフの友人という政治的な部分もあったりしてああだこうだ言われますが、現代アート美術館を創設するなど、美術行政においてもなかなかの手腕をみせています。現代アート美術館にはツェリテーリの作品がたくさんあります。

(2000年はじめ)(2001.11.08. 加筆)(2003.06.27. 点検)(2005.02.01. 見回り)

※ ピラスマーニン作品は、国立グルジア共和国美術館、モスクワのトレチャコフ美術館などでみれます。

かんれんファイル

■ ツェリテーリ随想(ガブリロヴァ著)
■ アッラ・プガチョワ

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