EKAKINOKI

写真集「イコンの道」

ビザンチンの残照を追って 南川三治郎著 / 河出書房新社

イコンのひとつひとつが、写真集をひらいてはみるたびに、じつにさまざまな表情をみせてくれます。たぶん、南川氏のイコンに寄せるおもいが、幾重にも折りかさなったイコンの表情をとらえているのかもしれません。

イコンをめぐる旅は、シナイ山(エジプト)の聖カテリーナ修道院からはじまって、ギリシャ、トルコ、ラヴェンナ、ヴェネツィア、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、ウクライナ、ロシア・・・。歴史的にもそうなるかな。

なにがキッカケでその場所にたどり着いたのか、ナニに惹かれたのか、ひとつひとつが丁寧に説明されていて、とても魅力的な写真集です。

南川三治郎(みなみかわさんじろう)氏の著書は、このほかにも、『アトリエの巨匠100人(新潮社)』『世紀末ウィーンを歩く(新潮社)』『ヨーロッパの貴族と令嬢たち』『皇妃エリザベート − その名はシシィ』『恋と美の狩人 エカテリーナ』(河出書房新社)など。

2003.11.24

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