EKAKINOKI

これでヨシとする瞬間

ヴィクトル・シトニコフ

シトニコフのアトリエは建物の最上階にあります。何階なのか数えたこともありませんが、そこに行きつくのに・・・息がきれる〜〜。(エレベーター、、、ナイ!)

シトニコフのアトリエに入るとまず、パステル調のカラフルな彩色の作品が目にとびこんできます。そういう作品が所狭しとならんでいる様子は、プラスチックのおもちゃがそこらじゅうに散らかっているかのよう。そんななかに、絶妙な色彩のハーモニーを漂わせた幻想的な作品もチラチラしています。シトニコフのアトリエは、まるで『不思議な国の・・』。

シトニコフは、半年とか一年とか、ひとつの作品を非常にながく手元において手を加えています。しばらくして行ってみると、似た作品なのだけれど、おなじ作品なのかまったくべつの作品なのか・・戸惑うことがあります。

『描きかけの作品』は、すでにかなり魅力的な作品の場合でも、なにかどこか、感情的あるいは感傷的にこだわっているところがある。そんな作品を前にして、シトニコフは宙を見あげて−まるでそこになにかフシギな力でも舞っているかのように−喋りはじめます。

一生懸命その『フシギな力』をとらえようとしているかのようです。そしてそのフシギな力をキャンバスの上に移植しようとしている。シトニコフは・・そんな『力』を信じているひとです。

ふた月、み月・・半年と経って、またアトリエをたずねてみると、「ホラ・・。」そのときのシトニコフの作品は、すべてが、色彩のハーモニーのなかにみごとに溶け込んでいます。

シトニコフ・ファイル・・・  この世のふしぎな力を絵にとり込む(インタビュー) // 夕涼みどきのレガッタ(作品紹介)

(2003.01.25. 点検)

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