EKAKINOKI

セルギーエフ・パサート(黄金の環)

Сергиев Посад

ロシア正教会総本山のひとつで、世界文化遺産に登録されています。モスクワ、ヤロスラヴリ駅から各駅停車で一時間ちょい。「セルギーエフ・パサート」に着いたら、「ラウラはどっち?」って聞いてみよう。駅から5分も歩くと見えてきますが、たどりつくのには20分ぐらいかかります。「お金渡すから(かわりに)ローソクをたててきて。」などとたのまれたりする、まさに信仰の中心です。

修道院内のトロイツキー・サボール(1423年)には、セルギー・ラーダニエジスキーの柩、アンドレイ・ルブリョフの壁画などがあります。モスクワのトレチャコフ美術館にあるルブリョフの『三位一体』は、もともとはここにあったものです。

セルギーエフ・ラーダニエジスキー(1321?-91?)は、ドミトリー・ドンスコイ公(1350-89)の尻を叩いてタタールのくびき(モンゴル・タタールの支配)からロシアを解放した、ロシアの恩人であり、ロシア正教会の父です。

「聖セルギーエフ三位一体修道院(Троице−Сергиева Лавра)」のロシア正教会における今現在のの正確な位置づけは知りませんが(政治的にちょこちょこ変わる)、歴史的に「総本山」であったことはたしかですし、「総本山」というスケールをもつのは、ここをおいてほかにはありません。

修道院のなかはひとつの「町」のように広々としています!中世のヨーロッパでは、城郭のなかがひとつの町になっていましたが、今日では町がゴチャゴチャしていて、城郭の中なのか外なのか意識することはありませんよね。セルギーエフ・パサートは、「囲まれた町」というのを感じさせてくれる稀有な場所のひとつだとおもいます。

- 2003.12.17. 再編集 - 2005.02.06. 見回り - 2007.03.21. 単独ファイルにする

ART INVESTMENT RUSSIA SOVIET ITALY JAPAN