EKAKINOKI

ロイ・リキテンシュタインの『鏡展』

Roy Lichtenstein 1923-97

展評訳: Exibart / Massimiliano Tonelli 2000.01.02.

近年逝去したアーティスト、リキテンシュタインの『鏡 リキテンシュタイン展』がブラマンテ修道院で催されている。90作品以上にのぼるリキテンシュタインの絵画、彫刻を展示。ローマ・ナヴォーナ広場近くのブラマンテ修道院は、近現代アート展示場として知られて久しい。

60年代、この詩的なアメリカ人アーティストの心には、ナゾめいた『鏡』という暗示がすでにあった。70、80年代、リキテンシュタインは「鑑賞者の心に投影されるイメージを重視した抽象画」を描いている。80、90年代にはいって『鏡』というテーマはよりいっそう鮮明になり、リキテンシュタインは生涯このテーマと向き合っていくことになる。

「アートは人生そのものであり、鏡であり、幻影である。」 − ロイ・リキテンシュタイン

マンガや広告とも親密なポップアートは、もちろん「それ以外のアート」とも親密でないわけではなく、このふたつのアートのかかわりあい方にフトおもいがおよぶ。それにしても・・白地のリキテンシュタイン作品がブラマンテ修道院ではえるとは、お世辞にもおもえないナ。

(2000.01. 訳)

※ 『鏡 ロイ・リキテンシュタイン展』 Chiostro del Bramante(ローマ)/1999.12.20 - 2000.04.10.

※ リキテンシュタイン(リクテンシュタイン)については、カラーフィールド・ペインティングにつななる形態上の特質がよく指摘される。

かんれんサイト

ロイ・リキテンシュタイン オフィシャル・サイト
http://www.lichtensteinfoundation.org/

展示会場サイト
http://www.chiostrodelbramante.it/

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