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イエスを意識したデューラー

Albrecht Durer(1471-1528)

デューラー13歳のときの自画像

デューラーはドイツ・ニュルンベルクのひと。デューラーにまつわるお噺・・

子沢山で貧しい金工師の家庭に育ったアルベレヒト・デューラーは、あるとき兄弟のひとりと賭けをします。

賭けに勝ったほうが美術アカデミーに行って絵の勉強をするかわりに、もう一方のひとりは炭坑に働きに出て経済的にそれを支える。4年たったら交代する。

なかなか考えたもんだ!どっちもウダツがあがらないまま一生を終えるより、たしかに効率的。結局デューラーは賭けに勝って、それから4年のあいだにすばらしい成果をおさめました。

約束通り、今度はデューラーが経済的に弟を支える番です。ところが、弟アルバートの手は、もはや絵筆をにぎることもできないほどボロボロになっていた、という悲劇的なオチつき。

その弟が祈りを捧げる手を、デューラーが描いたものが『祈りの手』だと言われています。(できすぎ!)下のリンク先ファイルは、『祈りの手』のおはなしも含めて、デューラーについての説明があります(日本語)。

もちろんそれらしき事実があったのかもしれませんが、あまりにも美化されているというか、道徳くさいですね。「キミのほうが才能があるから(ボクが働きに出る)」・・・お〜ぃ、三味線の伴奏〜。


デューラー28歳のときの自画像

ところで、ヨーロッパでは、いわゆるイエスの西洋的イメージにあうような風貌はいい男とされます。

デューラーも、似てるよね?だからもてた?

デューラーは、たしかにイエスに似ていたかもしれないけど、それとはべつに、じぶんの作品のなかでイエスを意識しているところがある。

それが、28歳のときの自画像にもでているんじゃないかと。

ともあれ、ちょっと自信過剰というか、ナルシストだったんじゃない?

デューラーのブロンドの髪、なんで博物館に残されてるの?

(2002.10.06)(2003.09.04. 点検)

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