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ヴェネツィア大運河に4番目の橋

評訳: The Art Newspaper / Lidia Panzeri

Venezia

上図で、紫色に表示してあるところが、現在ヴェネツィア大運河にかかっているみっつの橋で、上から:スカルツィ橋 リアルト橋 アカデミア橋。ここに、あたらしく4番目の橋が造られる。カーパークのあるローマ広場(Piazzale Roma)からサンタ・ルチア駅を結ぶ点線部分が、その新しい橋になる。1934年にエウジェニオ・ミオッツィによってつくられたスカルツィ橋から、ほんの数百メートル離れているだけだ。

スペインの建築家サンティアゴ・カラトラーヴァによる設計で、長さ83メートル、幅9メートル。ヴェネツィアで唯一、夜間イルミネーションによって照らされる橋となる。

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町の中心からそれほど離れていないのにあまり活気がなく、今後の活性化が期待されている地区がヴェネツィアには何ケ所かある。今回あらたに橋が建築される、フェリー・ターミナルとカー・ポートのあるローマ広場もそのひとつで、多くのひとびとにとって町への入り口となっている地域だ。

上図で緑色に表示した地域が、上から「ローマ広場」、「ザッタレ地区」、「ジウデッカ地区」で、今後の活性化対象地区となっている。サン・マルコ広場から見るジウデッカの光景は、ヴェネツィアというとかならず紹介されるおなじみのもの。(写真下)

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あらたな橋建設の構想は、ヴェネツィア市環境開発局責任者のロベルト・ダゴスティーノによって発案された。最初の基石が今年10月に置かれ、工事が完成するのは来年となる。総工費は51万ドル(約6500万円)と推定され、少なからぬ反対意見も呼んでいる。 

© The Art Newspaper


(2001.04.27. 訳)

つけたし

ヴェネツィアの橋はスペイン人建築家によってつくられるが、フィレンツェ・ウフィッツィ美術館につくられるロッジャ(なかに入るための控えの間・空間)は日本人建築家磯崎新氏の設計。フィレンツェ旧市街に新たな建造物がつくられるのは70年ぶり。

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