EKAKINOKI

語られはじめたベリヤ

Лаврентий Берия 1899-1953

ベリヤ・・・・・「泣く子も黙るベリヤ」「恐怖のスターリン大粛正の執行者」「スターリンの右腕」・・・・・ベリヤはスターリンが死んで3ヶ月後に処刑されました。ソ連が崩壊して10年、そのころの真相をひとびとがじょじょに語りはじめています。

ロシア語会議通訳・エッセイスト米原万里さんの『ベリヤはいまだ薮の中(週刊文春/2002.05.23.)』のなかに、ベリヤに関する参考文献がいくつか紹介されていました。

「今のところ最もバランスがとれ、信頼もおける」のがV・ネクラーソフ著『ベリヤ−スターリンに仕えた死刑執行人 (エディションq)』で、

拡大再生産されてきた一般的なベリヤ像は、T・ウィトリン著『ベリヤ 革命の粛清者(早川書房)』、A・ウィリアムズ著『ベリヤを売った男たち(ハヤカワミステリー文庫)』などのノンフィクション、フィクションに負っている、

のだそうです。

まだ邦訳はないけど、ベリヤの息子が書いたのが、セルゴ・ベリヤ著『僕の父はラヴレンチイ・ベリヤ』・・・

(米原万里さん訳より引用)

「国家と党と指導部の集団責任となるべき権力犯罪と人権侵害を父一人になすりつけたのではないか、あれは個人ではなく体制の犯罪だ。」

(引用おわり)

いずれ機会を見つけて目を通してみたいな。。ところで米原さんの記事のなかにおもしろい一節がありました・・・

女の書くものの方が、男のそれより具体的で生き生きしていて圧倒的に面白い。男はどうもイデオロギーに縛られつまらない抽象論に逃げ込んで生身の人間を見ようとしない傾向がある。

(引用おわり)

(2002.05.27.)(2003.03.31. 見直し)

ART INVESTMENT RUSSIA SOVIET ITALY JAPAN