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ハノーバーの真珠はメディチの真珠

カトリーヌ・ド・メディシス Catherine de Medicis, 1519-89


メディチ家からはじめてフランス王妃になったのが、カトリーヌ・ド・メディシスです。

カトリーヌ・ド・メディシスの婚礼は、1533年、マルセイユでおこなわれました。

カトリーヌは14歳です。

カトリーヌ・ド・メディシスの婚礼風景(ヴァザーリ作・ヴェッキオ宮)

この婚礼をとりもった教皇クレメンス7世が中央に立ち、嬉しくてしかたがない様子です。

Giulio de Medici 1478-1534: Clemens VII 在位1523-34

花嫁のうしろでヴェールを被っているのは、コジモ1世の母マリア(黒隊長ジョヴァンニの妻)。

花婿(将来のアンリ2世)のうしろに立っているのはフランス国王フランソワ1世です。

メディチ家とフランス王家の一大政治イヴェントですね。


このとき、教皇クレメンス7世は新婦に『7つの大きな真珠』を贈りました。

この真珠は、そののち数奇な運命をたどります。

カトリーヌは、結婚祝いに、長男フランソワ2世の妃スコットランド女王メアリー(Mary Stuart 1542-87)にこの真珠を贈りました。

メアリーはエリザベス女王に斬首され・・・

このエリザベス(Elizabeth I 1533-1603)がこの首飾りを手にいれ・・・

そののち大英帝国王室に連綿と受け継がれ、王冠にはめ込まれ、「ハノーバーの真珠(Hanover Pearls)」と称されているそうです。

(2002.08.18.)(2003.05.15. 点検)(2016.04.19 見回り)

かんれんファイル

フランス宮廷教育係ディアンヌ・ド・ポワチエとカテリーヌの関係
メディチ家の人々
ヨーロッパ・ジュエリーの400年展

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