EKAKINOKI

目的によって版画もいろいろ


版画って、つまり印刷だよね。おなじ作品を何枚も作ってたくさんのひとに見てもらう。

目的はさまざま。

鑑賞するひともいれば、それを見て絵の勉強するひともいるだろうし、売って儲けるひともいる。

そこらへんは、今も昔もおなじでしょう。

そしてそれは、グーテンベルグの印刷機を待たずとも、手作業でいつの時代も行われていた。


さて、印刷はひとつの技術だから、時代を遡ればさかのぼるほど、出来の良しあしがでる。

それだけで作品になってしまうような、出来がいいものもでてくるかもしれない。

いや、そもそも元の作品が良ければ、印刷だってよろこんで飾るひとたちがいる。

(現代のリトグラフってなんだ?)

(ある種の画家の、ある種のリトグラフは、かなり高額だ。)

ラファエロでさえ、版画を利用しようとしたよ。


また、版画のおもしろさに気づき、版画を主な目的にする芸術家があらわれる。

たとえばデューラー。

そもそも版画職人のなかからいくらでもそういうひとたちがでてきたとおもう。


今日、わたくしたちは、版画は版画、というひとつの芸術ジャンルとしてみているが、版画の歴史をふりかえってみると、いろんな用途があり目的があった。

それはいまもおなじ。

(2005.12.04)

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