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受胎告知のポピュラリティ

『受胎告知』は、大天使ガブリエルが聖母マリアにイエスを身ごもることを告げる場面です。

レオナルド・ダ・ヴィンチ作 (1474年ごろ) Galleria degli Uffizi, Firenze

『受胎告知』は日本でも人気があるテーマのひとつですが、キリスト教国でない日本でなぜ?

TOMさん

『受胎告知』って確かに平和ですよね。キリスト教に無関係の聖書に無知な人間でも、「マリアの懐胎」についてはなんだか知っているし、幸福の予告のような、他の宗教画に時として見られる「押し付け」や「重圧」のないモチーフとしてある気がします。お腹の傷に指を入れていたり、茨ギリギリで頭から血を流してないもの(笑)

このキャンバス上の美の三位一体として大天使ガブリエルと若いマリアと白百合の花・・・このモチーフはそれは描き手にとっても幸福ですから。これでもか、と美を競演させられますよね。

・・・(中略)・・・

人類にとって懐妊はすばらしいもの。それが他人でもみんなで祝えるものでもある。はぁ〜〜、美しい・・・と絵描きも鑑賞者も美に浸れるし、宗教を越えてなんだか幸福・・・ということかしら。

(引用おわり)

annunciation

グリューネワルト作(部分)(1511-15) Musee d'Unterinden, Colmar


あざらしくん

あー、単純で意味深い疑問ですよね。当たり前すぎて、かえって思いつかないですよね。

考えてみると、マリアが主人公の唯一のテーマですよね。イエスが生まれた後では主人公が(一応)イエスになってしまうし。ルカによる福音書だけに追加されたのは、マリアについての印象的なエピソードが求められていたからなのかしらん? ね。

(引用おわり)

annunciation

オラツィオ・ジェンティレスキ作(部分)(1623) Galleria Sabauda, Torino


やはり分かり易いからかな。それと「こどもを授かる」というのもそうだし、なにかいいことが起こりそうな予感みたいなのをかんじさせるからかな。日本にもある「赤富士」とか、縁起物に近い感覚?

ウフィツィ美術館(フィレンツェ)にあるボッティチェッリの『受胎告知(1489年)』はとても有名ですが、じつはもうひとつ、ボッティチェッリの『受胎告知(1481年)』がウフィツィにはあるのです。

ボッティチェッリの数少ないフレスコ画のひとつです。大きさも中途半端でなく、243x550cm!マリアと大天使ガブリエルがかなり離れたところにいて、かなり迫力あります。。

(2003.08.08.)(2005.02.21. 画像追加)(2016.04.04 見回り)

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