EKAKINOKI

ニキ・ド・サンファルのナナ

Niki de Saint-Phalle 1930-2002

ニキ・ド・サンファルはフランスで生まれ、9才のときアメリカ、1950年代はじめ、ふたたびフランスに戻ってきた。

ニキははじめ、ファッション・モデルをしていた。

そののちアーティストに転身したニキは、1960年代、オブジェを射撃してそこからペンキがドロドロと流れ出すようなパーフォーマンス・アートをやっていた。

そのときのニキの姿をとらえた3点ほどの白黒写真がニキ美術館の壁にかかっている。

じぶんの憤怒に理屈を見い出そうと懸命になっているのか、自分自身と周囲にその憤怒でを懸命に説得しようとしているのか、細身のニキは、銃を手にとても神経質そうだ。

この射撃絵画という時期のあとにくるのが、いわゆるニキ作品として知られるようになった、デカ尻やデカ唇をもった鉄とポリエステルのカラフルでテカテカな巨大な女神像だ。

ありきたりの表現かもしれないが、ニキが射撃絵画のあとにみつけたのは、「愛=LOVE」だったのじゃないだろうか?!


ニキの女性像は「ナナ」と名づけられている。「ナナ」はで日常的に使われるフランス語で、「ちょっと野暮用な」「オンナか?」みたいな場合の「オンナ」の意味。

ニキの作品は、いま栃木県那須高原のニキ美術館で見ることができる。

『ブッダ(1999年)』は入り口近くにあって、手まで合わせなかったがちゃんと挨拶をした。

『エジプト・シリーズ(1990年/犬神・鳥神・河馬女神)』は、ニキがローマの美術館でインスピレーションを得て作ったものだ。

小作品『恋する鳥(1972年)』も印象に残った。

Niki de Saint-Phalle Niki de Saint-Phalle Niki de Saint-Phalle

美術館でアートを鑑賞しているというよりは、どこかの遊園地にでもいるようだ。


ニキ作品は、JR 立川駅ファーレ立川 (高島屋裏あたり)、小田急多摩センター駅ベネッセビル下、箱根 彫刻の森美術館などにもあるはずです。みつけてください。(笑)

横尾忠則さんのニキ寸評 (映画『美しい獣(1995年・独)』紹介)がウェブ上にあったのですが、見失ってしまいました。

(2003.02.10)

かんれんファイル

■ ニキのタロット・ガーデン

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