EKAKINOKI

ミレー3大名画展

ヨーロッパ自然主義の画家たち
Bunkamura/2003.04.10−07.13.

入口に、赤毛の少女がすわっています。背後は、燃えるような草地と虹。

ペコちゃん?

つぎだらけのスカート。膝の上にアコーディオン。かわいそうに。失業したんだ〜。

歌わないの・・・?

絵のほう(ジョン・エヴェレット・ミレイ作『盲目の少女』)は、今回の展示作品のひとつです。


Jean-Francois Millet

展示会チラシ

ミレーの『晩鐘』・・・

この作品にはやや個人的な思い出があって、あるとき、一緒に見ていたイタリア人の知人がこう言ったのです。

「わたしたちが小さかったころに見ていた風景って、ほんとにこういうふうだったの。」

そのひとは、「晩鐘」に描かれたひとつひとつが、いかにじぶんが小さいころに見た通りであったかをはなしてくれました。


なにか胸に触れた一言でした。

わたしの知人も、ミレーも、おなじ風景を、おなじように見ていた。

なにもむずかしいことじゃない。ミレーは、見たままを描いたのです。

いや、こういうふうに見ているんだ、ってのを伝えてくれた。

当たり前じゃないか、なに言ってんですか!?

でも、よくあるじゃないですか。ゴーキーもシャガールもなにかとくべつなものをとくべつな方法で描いたんじゃない。かれらの現実をそのまま描いただけだって。


ほかにも、おもしろい作品がありました。

ジュール・ブルトン(1827-1906)の2作品、『落穂拾いの招集(Le Rappel des glaneuses/1859年)』と『アルトワ地方の小麦の祝別祭(La Benediction des bles en Artois/1857年)』。

これなんべんか見てるなぁ。


イタリアの作家アンジェロ・モルベッリ(Angelo Morbelli 1853-1919)の田植え風景が2作品ありました。

Angelo Morbelli "Per 80 centesimi!" 1895, Museo Francesco Borgogna, Vercelli

そのうちのすくなくとも一点は、ふだんは、ピエモンテ地方ヴェルチェッリという町(ミラノとトリノのあいだ)にある作品です。あそこいらへんはこの絵の通り、イタリアでは米の名産地です。


厚みがある展示会でした。感謝感謝。

(2003.04.14)

かんれんファイル

ミレー 晩鐘のディナー

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