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ヴェロネーゼの「最後の晩餐」

Paolo Veronese(Paolo Caliari) 1528-88 Verona-Venezia

ヴェロネーゼの「最期の晩餐」を年代順にあげてみます。横長の作品なので、全体の40%ぐらいの部分です。名称は「だれかさんちの晩餐」とかいろいろですが、つまりは「最期の晩餐」です。

ヴェロネーゼ20代の作品で、トリノ・サバウダにある↓

「シモーネの家の晩餐」1555-1556, Galleria Sabauda, Torino

つぎが、おそらく最高傑作だけど、依頼主の教会とすったもんだを起こした、ヴェロネーゼ40代の作品。

このひと↓が、ヴェロネーゼ。だいたいどんなひとかわかった?(笑)

veronese

「レヴィ家の饗宴 Convitto in casa di Levi)」部分 1573年, Gallerie dell'Accademia

この作品は、聖ジョヴァンニ・パオロ教会(Basilica dei Santi Giovanni e Paolo)にあったティツィアーノ作「最後の晩餐」が焼失したため、ヴェロネーゼがあらたに請け負ったものです。

それから100年(1697年)、この作品は再度火災にあい、大損傷しました。

さらにまた100年(1776年)、損傷がひどいため、作品を三つに切断する外科手術が施されました。

そして、1797年、ナポレオンが千年の栄華を誇ったヴェネツィア共和国を占領し、この作品はフランス軍によって持ち去られました。

のちフランス政府より返還され、現在ヴェネチアのアカデミー・ギャラリーでみることができます。


ヴェロネーゼ50代作でミラノ・ブレーラにある↓

1585年, Pinacoteca di Brera, Milano

どの作品にも、ヴェロネーゼ特有のユーモアがありますね。作品スタイルも、時代とともに変化しています。

(2001.10.06. 点検)(2002.08.28. 見直し)

ヴェロネーゼのファイル

□ ヴェロネーゼの「最後の晩餐」
■ ヴェロネーゼの法廷証言

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