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ティントレットはヴェネチア派マニエリスム

Jacopo Robusti Tintretto 1519-94 Venezia

ティントレットは、ルネサンスさいごの巨匠だというひともいれば、マニエリスムの巨匠だというひともいる。ハハ

マニエリスムだとしても、ヴェネチア派マニエリスムだ。

ポントルモ、ロッソ・フィオレンティーノ、パルミジャニーノら、フィレンツェ派のマニエリスムとは異なる。

聖ジェローム, Kunsthistorisches Museum, Vienna


彫刻家ジャコメッティ(1901-1966)などは、さいしょティントレットに心酔していたが、パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂でジョット(1267-1337)のフレスコ画を見てからは、ティントレットに「わざとらしさ」を感じるようになったという。

ジャコメッティがなにを見たか、それはそれですごい。

でも、ティントレット、ボクは好きだな〜。


ティントレットは、ティツィアーノの工房に入るものの、すぐに追い出された。

なぜこのふたりがたもとをわかったのか、詳しくはわからない。

ただ、察するに、ティツィアーノはあくまでよきルネサンス時代の巨匠であり、たぶん、ティントレットが描いたものが、絵画の伝統的ルールを逸脱していたのではないか。

つまり、ティントレットは、作品をより効果的にするために、作画するうえで最低限守るべきイコノグラフィーのいくつかを切り捨てていた。

意気揚々と自作を見せるティントレットに、ティツィアーノおやじは「オレにケンカうる気かー!?」(勝手に想像します。)

だとすれば、ティントレットは、すくなくとも、より新しい時代のアーティストだった、とおもう。

(2000.11.18)(2001.10.01. 点検)(2002.09.02. 見直し)

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