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フラ(ベアート)・アンジェリコ

Fra Angelico(1395 ごろ - 1455)(Beato Angelico)
Fra Giovanni da Fiesole(Vicchio di Mugello - Roma)

サン・マルコ修道院のなかに、かつて修道僧が瞑想していた部屋が蜂の巣状になっている場所がある。部屋といっても、現代的な言い方をすると独房みたいなかんじで、そこに瞑想を助ける絵が描かれていたりする。ともあれ、その場所は2階にあり、そこにいたる階段をのぼりきった真正面に、フラ・アンジェリコのこの絵「受胎告知(1438-45)」がある。瞑想房はこの背後に連なっている。メディチ家の老コジモがときどきやってきてはおこもりするトクベツ室もあった。んっ、、いま気づいたけど、この神聖な絵の左上にメディチ家の家紋がみえてるゾ、、、

フラ・アンジェリコは・・・もしかすると保守的かもしれないし素人っぽいかもしれない。べつの言い方をすると、、作風にとらわれず、作風はきわめてシンプルにおしとどめたまま、そこに、可能なかぎりの「表情=心」が盛り込まれている、ともいえる。

こういうアーティストは、現代の美術のコンテキストでは、かつてほど評価されていないのではないだろうか・・。つまり第二次大戦ぐらいを境目とする「かつて」、イタリアにおいても、フラ・アンジェリコはかなり評価されていたとおもう。

しかし、フラ・アンジェリコの作品は「絵を描く愉しさ」に満ち溢れているとおもう。とくに人物の表情、、、おどろくばかりだ。

Fra Angelico Fra Angelico Fra Angelico

『十字架降下』部分/1440年初頭/サン・マルコ修道院(フィレンツェ)・・・・・『フィレンツェの美術(日本放送出版協会)上巻』より

フラ・アンジェリコ作品
http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/a/ang...

フラ・アンジェリコはベノッツォ・ゴッツォリ(1421 ごろ-97)の師とされている。

(2002.08.20.)(2005.02.18. 見回り)

かんれんファイル

■ ベノッツォ・ゴッツォリ

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