EKAKINOKI

孤独癖と人望を兼ね備えたピエーロ・ディ・コジモ

Piero di Cosimo 1462-1521

「アンドロメダを救うペルセウス(部分)」1513年ごろ Uffizi, Firenze

ピエーロ・ディ・コジモの孤独癖は、彼の世界観とも関係があります。

以下、E・パノフスキー著『イコノロジー研究(筑摩書房)』の「ピエロ・ディ・コジモの二つの絵画群における人間の初期の歴史」から引用です。

「彼は自然の状態に干渉することを嫌って、決して自分の仕事場を掃除させなかったし、庭の植物を刈るのも許さなかったし、また果実さえ摘ませなかった。「ものごとというものは、自然のままにしておいて、手を加えないで、そっと見守っていてやることが必要なのだと主張していた。」

わっ、ムチャおもしろいひとだなぁ〜。

ピエーロ・ディ・コジモは画家ですから、自然を観察することのおもしろさ、重要さを知っていたんですね〜。

孤独癖が強いピエーロ・ディ・コジモでしたが、その一方で、人望があったという一節から引用です。

「幸いにもピエロ・ディ・コジモについては、この時代の他のどんな美術家よりも、よく知られている。人を拒絶すると同時に人の心を魅了する彼の人柄はすべての人々の記憶に生き続けていたので、ピエロが死んだとき、九歳でしかなかったヴァザーリも非常に説得力のある心理的な描写によって、彼の個性を不滅化することができたのである。」


そっか〜。魅力的なひとだったんだ。人間味があった、ということですね。会ってみたかった〜。

(2004.04.25)

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