EKAKINOKI

ロマンチストのロマン主義

フランチェスコ・ハイエ
Francesco Hayez 1791-1882

うわっ、すごい。ちょっとはずかしいけど、コレクションしたくなるタイプの絵かもしれない。

「中傷」, 1847-1848, Musei Civici, Pavia

ジェリコーやドラクロワに似てない?時代的にはほとんどおなじだよね。

Jean Louis Theodore Gericault, 1791-1824 / Eugene Delacroix, 1798-1863

いや、ダヴィッドのほうが似てるかもしれない。そう、湯船につかるフランス革命闘志を描いたひと。(笑)

Jacques Louis David 1746-1828

そうか、いま気づいたんだけど、ダヴィッドってイタリア的なんだ。フレンチのなかで浮いてるな〜、なんでなんだろう、とおもってた。

ハイエは、ロマンチックだけど、センチではない。テクニックのたせいだけではないね。

これでセンチだったら、安いポスター。ちょっとビックリするぐらい、きわどいところ。


ハイエはヴェネチアーノです。教育もヴェネチアで受けました。若い頃ローマに滞在しています。

1820年からミラノ。当時、北イタリアの文化的中心はすでにミラノだったんですね。

文学者マンツォーニ、「セヴィリアの理髪師」のロッシーニ、「アイーダ」のヴェルディなど、きらめくばかりのイタリア文化人にかこまれていました。ブレーラ(アカデミー)の学長もしています。

Alessandro Manzoni, 1785-1873 / Gioachino Rossini, 1792-1862 / Giuseppe Verdi, 1813-1901


しかし、理想と現実のはざまも大きい時代です。フランスでは革命の余波がとぎれず、アメリカでは南北戦争(1861-65)が起こり、ギリシャ独立戦争(1821-27)に参加したバイロンは戦死、ロシアの詩人プーシキンが詩を献辞しています。

George Gordon Byron, 1788-1824 / Aleksandr Sergeivich Pushkin, 1799-1837

(2001.04.04. 加筆)(2002.08.29. 見直し)(2004.03.22. 画像追加)(2004.12.10. 見回り)

かんれんファイル

■ ジュセッペ・ヴェルディ没後100年祭

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