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便器とデュシャン・ブラザーズ

Marcel Duchamp 1887-1968

ダダやキュビズムが吹き荒れていたころ、1917年、ニューヨークの「Society of Independent Artists展」に「便器(Fountain)」を出品し(展示されなかった)、美術史における伝説的ヒーローとなったのがマルセル・デュシャンです。

「便器」が見たいひとは、TATE GALLERY に行くとあります。だけど、便器は便器です。日本のウォッシュレットのほうがいい。(笑)

こういうのどうでしょう?「マルセル・デュシャン」と書いてある部屋。でもなにもない。

出展は「Marcel Duchamp Prize」: 文中の意図とは関係ありません。

「便器」とおなじことではない?


ところで、「デュシャン」はありふれた名前ではないのに、「デュシャン」の名をもつ何人かのアーティストがいます。フランスのノルマンディー地方でEugeneとLucieのあいだに生まれた7人(うち1人早世)のうちの4人です。そう、兄弟。

Jacques (Gaston Duchamp) Villon (1875-1963)
ジャック・ヴィヨン, 画家・版画家
ヴィヨンというのは、吟遊詩人フランソワ・ヴィヨンからとった芸名です。

Raymond Duchamp-Villon (1876-1918)
レイモン・デュシャン-ヴィヨン, 彫刻家

Marcel Duchamp 1887-1968
マルセル・デュシャン, マルチな芸術家

Suzanne Duchamp-Crotti (1889-1963)
スザンヌ・デュシャン-クロティ, 画家
画家のクロティと結婚したスザンヌは二重姓になっています。


かれらの母方のおじいさんは、成功した事業家でありアーティストで、かれがデュシャン家の孫たちに影響を与えました。アートにかぎったことではありませんが、だれかこういうひとが身の回りにいるかいないかは、おおきいですね。

2007.10.10

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