EKAKINOKI

ロスコと石庭

Mark Rothko 1903-70

川村記念美術館(千葉県佐倉)にロスコ・ルームがあります。

ニューヨークのシーグラム・ビルにあるレストランのためにロスコが描いた作品(1958-59年)の一部で、残り9点は、ロンドンのテイト・ギャラリーにあります。

以下、BBSから引用・・・・・

無茶な比喩とはわかってますが、ロスコと石庭はなんとなく似ているのよ。単純な構成(砂と石、そして塀、さらに借景)、太陽(照明)の位置や強さによる微妙な変化、前に座した者を外界から遮断し「瞑想」に誘う巧妙な仕掛け。

でも、小堀遠州なり相阿弥なりが「試行錯誤という努力の結果生まれた直感」で庭をつくったとはなかなか表現しないわよね。実際は「試行錯誤という努力の結果生まれた直感」に近いものが大きく働いていたとしても、、、分析的に物事をみる習慣のある人(つまらん人かも)は、石庭やロスコに「計算されつくしている」って表現をつかうのかもしれませんね。

あっ、念のために言っておくと(ご存知の方は失礼)、ロスコの作品って結構大きいのです。天井が高めの部屋にどーん、と展示されます。その前に座ると「のまれます」。

それに、安心して、ロスコの絵は巨大だけど、額縁はつけないから、、、 薄い木の枠くらい(保護用に)ついていたかも知れないけれど、原則として、キャンバスなどのままです。

(あざらしくんさん)

う〜〜ん、おもしろい指摘ですね。形も似ていますよね。ロスコも禅坊主のようにキャンバスに相対していたのでしょうか?

ロスコの制作方法について、以下、「なぜ、これがアートなの? (アメリア・アレナス著/淡交社/1998年)より引用。

ロスコの制作方法はかなり複雑で、その過程を再現するのは不可能に近い。赤をはじめ、茶、灰色、そして真紅などの絵の具を透きとおるほど薄く溶いて何層にも塗り重ねる。ときには下地がまだ濡れているうちに色を塗り重ね、またときにはそれが完全に乾燥するのを待ってつぎの色を塗ることもあった。

その結果、暗い部分や透明感のある部分、あるいはもっと深みのある部分などができ、それによって表面がわずかに揺れ動いているようにみえる。長方形の画面のなかにはほとんど見えないものの、ひとつながりになった帯状のものが四角い「枠」を形成している。筆致はこの枠の部分でよりはっきりと確認することができる。

それは筆致というよりも薄く溶いた絵の具を、繰り返しカンヴァスに染み込ませてできた、しみとでもいったほうがよいかもしれない。そしてしみとしみが交わるところにできる震えるような縁がなければ、このぼんやりした長方形は見えなくなってしまう。


やっぱ似てる!ロスコは、こんなことも言っています。

小さな絵を描くとき、そこで展開される経験と別の場所に人はいる・・・・・大きな絵を描くとき、人はまさにそのなかにいる。(マーク・ロスコ)

ふ〜む。ほかにこんなBBSの書き込みもありました。

マーク・ロスコ拝見しました。僕も好きです。暖かい☆ (ミンチカさん)

ダメダシ。
ロスコちゃん、『建築家』?
構造計算がみえるような・・・。
(マサ☆アキさん)

(2002.05.25)(2002.07.21. 加筆)(2003.09.04. 加筆)(2005.08.04. 加筆)

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