EKAKINOKI

ヨゼフ・ボイス

Joseph Beuys 1921-86

第二次大戦中、飛行機にのってて(パイロット?無線士?)、飛行機が墜落して、原住民に治癒されて・・・映画を地でいくヨゼフ・ボイスは、戦争がおわるとアーティストとして活躍。

ボイスへのオマージュ (えかきのき :)

(以下ボイス語録訳)

『創造』はアーティストの独占販売品ではない。わたしが切実に訴えかけてきたのはまさにこのことであり、またそれこそがわたしのアートの中核をなしている。

すべてのひとがアーティストだ。だれもかれもがそれぞれの分野で、絵画や音楽やエンジニアリングや看護や経済や、なんでもいいじゃないか・・それぞれの人生を表現することができる。生きているということの叫び声は表現されなくてはならない。

ところがわたしたちの社会においては、あたかもそれが『アート』として表現されなければならないかのようにとりちがえている。美術館をはじめとする文化的機関の大きなまちがいが、まさにそこにある。文化や教育、そしてメディアまでもが、『アート』という巨大な『象牙の塔』を築きあげている。そしてそれはあらゆるもののアーティスティックな質を低下させ、美術館などを日常生活から浮きあがった感動のないものにしている。

(訳おわり)

こういう考えをもっていたボイスの活動範囲が、アートだけではなく政治的な活動にもおよんだのはシゼンと言えばシゼン。あるいは時代のながれもあったのかな。ヤナイさん(北海道美術ネット)がチクリとおっしゃってました。

(以下BBSより引用)

ボイスの発言。どこか宮澤賢治を思い出させますね。理想的だな、と思う反面、「だれもがアーティストたりえていない、アーティストではない」という現実があるからこそ出てくる発言のような気がします。

(引用おわり)

ヨゼフ・ボイス作品
http://www.smb.spk-berlin.de/hbf/vg/s1.html
http://www.karlsruhe.de/Kultur/EKT/EKT2000..

ボイスにとって「作品」とは、「完成されたひとつのカタチ」ではなく、創作プロセスやそれを生み出す背景すべてを含めたもの。

(以下ボイス語録訳)

「自由」を感じさせてくれるのがアートで、アートは「自由を解明する科学」だとボクは考えている。

・・・・・

ボクがアートに魅力を感じるのは、それが他人との対話を可能にしてくれる場合だけ。

(訳おわり)

ベルリンの「Hamburger Bahnhof 美術館」では、展示方法そのものにもボイスの考えを反映させようといろいろと工夫しているみたいです。

GOOD!

ボイス作品は日本の美術館でもけっこうお目にかかれますネ。しかし他人との対話や束縛からの解放を求めたボイス作品は、ぎゃくに、それゆえに、ある具体的な状況(ある時代の、ドイツの、)と密接に結びついていることが多く、それを知らないとぎゃくにわかりにくかったりもするなぁ、、なんてもおもうのですが、、、

(2002.06.07.)(2003.04.03. 点検)(200312.02. 『ボイスの言葉』をこのファイルに編入)(2005.05.03. 見回り)

かんれんファイル

■ ボイスとパイク
■ ボイス〜奇跡の快復
■ だれもがアーティスト
■ ボイスに感化されたアンゼルム・キーファー

かんれんサイト

■ グッゲンハイム美術館のボイス所蔵作品
■ Walker Art Center:ボイスについてのエッセイ多数(英語)
■ Hamburger Bahnhof 美術館

BBSより

マサ★アキ

以前、ある人に
マサ★アキさんの生き方
ドイツのヨゼフ・ボイスに
似てる・・・と言われたことがある。

それで、ハジメテ、そのボイスという存在を知り
チョット、興味を持って、その人のコトを調べた。
確か、『政治』とも関わってたように覚えてる。

そのへんを、その人は言ってたのだろうと思う。

あざらしくん

現代芸術は、出会った時のイメージを引きずることが多いのかも知れません。古典芸術のように「権威」を持っていても、強烈ではないし、こちらの見識が深まり、受け取り方が大きく変わることも少ないかも知れない(好きキライの世界かも)。

ヨーゼフ・ボイスは、「おいしい生活」の西武が大々的に広告したせいで、イメージがあまり中立的ではなくなってしまったような気がします。あの頃の、時代の雰囲気と、あまり毒のない(本当のところは知らないけど)ヨーゼフ・ボイスのアートはなんか良い具合にマッチしてしまっていて、なにやら芸術も上手に「消費」しないといわれているような印象を持ってしまって、、、、

どうなんでしょ?えかきのきさんの印象とかだと。

※ 「おいしい生活」:糸井重里による西武グループの広告(1980年代)。

えかきのき

・・・・・現代アートには、メッセージ性(コンセプショナル)がひじょうに強いものがけっこうあって、もし第三者がなんらかの意図をもって作品を展示すれば、作品の質が容易に変わってしまうという危険性はあるかもしれませんネ。

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