EKAKINOKI

カプーアの石

アニッシュ・カプーア (Anish Kapoor 1954-)

弓矢を放っても放っても、それがことごとく花になってしまったら、アホくさくなって、しまいには矢を射るのをやめ、人智を超えた相手の前にガバッと身を投げ出し、なんとでもしてください、ってな気にもなるかもしれない。

「崇拝する」ってのはもしかするとそのようなものではない?ニンゲンくさい問いかけをしてもあとからあとから吸い込まれていってしまって、問いかけなんかするよりも、きっと古代人たちがそうしたように、ひれ伏して拝んでいたい気持ちになるみたいな・・

なんだかワケわかんないこと言ってますね。最近、アニッシュ・カプーアというインド出身のアーティストの、2メートル四方ぐらいある大きな立体作品を写真で見ていて、フトそんなことをおもったのです。

カプーア作品『虚ろなる母』(福岡市美術館)
http://www.fukuoka-art-museum.jp/jc/html/jc0..

作品を反対側から見るとヘコミがない『ただの玉』。でも、仏像さんのように神々しいとか、そういうのとはちがう。

「なんだ、これは?!」とおもった瞬間に、その問いかけはカプーアの作品に吸い込まれ、そのつぎの瞬間にはカプーアの作品の胎内で心地よく泳いでるってかんじ。

現代アートにはときどきこういう作品があってとてもフシギ・・。まさかそういうふうに作ってるってわけでもあんめえ。

カプーアはヴェネツィアのビエンナーレにも出品してますし、テイト・ギャラリー(ロンドン)にも作品が所蔵されています。でもカプーアの作品だと意識して、どこかで見たという記憶がない。見た〜い。

かんれんサイト

カプーア略歴(霧島アートの森)
http://www.open-air-museum.org/ja/art/collec..

シカゴ、ミレニアム・パークのカプーア作品
http://www.gallagher.com/photos/2004/Chicago_Millennium_Park/

(2003.09.16.)

BBSより

TOMさん 2003.09.18.

きれい・・・・・
本当だ、カプーア氏の作品の圧倒される力。

なんてきれいな赤なんでしょうか。インドの極彩色の赤でもイタリアンレッドでも香港の赤でもインディアンレッドでもない。あまり見たことない赤ですね。色そのものが芸術になりえる瞬間かもしれない。

あんな巨大な赤に眼前に迫られたら飲み込まれるしかないなぁ。残念ながら画像でしかないので、それがピュアな色かどうかわかんないけれど。屋台のリンゴ飴の赤もよく吸い込まれそうになるんです(笑)

「Resin, Air, Space II」の微妙な紫も、中の球体の流動性も、なんだか、凄いなぁ。とにかくきれいですね。久々にオブジェで感動かも。

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