EKAKINOKI

Transavantgarde, Neo-Expressionism

70-80年代に注目されたアートで、名称「トランスアヴァンギャルド」は、1980年、ヴェネチア・ビエンナーレでアキッレ・ボニート・オリーヴァ(評論家)がオーガナイズしたときに由来します。

たとえば、こんなひとたち(括弧内は生誕年):
ミンモ・パラディーノ Mimmo Paladino (Benevento:1948)
サンドロ・キア Sandro Chia (Firenze:1946)
フランチェスコ・クレメンテ Francesco Clemente (Napoli:1952)
エンツォ・クッキ Enzo Cucchi (Ancona:1950)
ニコーラ・デ・マリア Nicola De Maria (Benevento:1954)

そして、こんなかんじ↓

Google検索より

サンドロ・キアの作品は日本でもけっこう見かけますね。

Sandro Chia

サンドロ・キア作『ハートをもった片翼の天使(Single Winged Angel Holding His Heart/1996年/ブロンズ/宇都宮美術館)』


ミンモ・パラディーノは、作品にタイトルをつけない。なぜだろう・・・?


フランチェスコ・クレメンテ

クレメンテの場合、詩作からはじまったみたい。ナポリ近郊サレルノ生まれだから、コテコテの古典主義だったりして。ボイスやトゥオンブリーらの作品に感化され絵を描きはじめたそうです。すごい!クレメンテもまた、1970年代の多くの若者たちのようにインドをおとずれ、影響を受けました。


エンツォ・クッキの陶製作品は、作品とタイトルとの掛け合いがおもしろおかしい。

『栄光の間の休息』(素材は紙系)
『舌の下側』(なにかを隠しているのかな?素材は紙系)
『頭蓋骨に雪』
『緞帳』
『折れた背骨』


現代イタリア・アートは、制作の場もマーケットも、完全に北イタリアが中心になっています。

ところが、トランス・アヴァンギャルドのアーティストは、ほとんどが南イタリア出身!やったぜ!

トランス・アヴァンギャルドは70年代ぐらいから、ひとつの流れとして特徴をもちはじめ、まずドイツで評価されました。

「キーファーらの『ドイツ新表現主義』の流れを汲む。」という献辞もダテじゃないです。そののちアメリカン・アートにも影響を与えます。

それにしても、すごい組み合わせですね!イタリア美術とドイツ美術。南イタリアとドイツ新表現主義!

まさにハイブリッド・アート。いやトランスアヴァンギャルド:)

ふたつの文明が、どのように溶け合っているかを、とくと感じてみてください!

(2002.07.02.)(2003.02.22. 点検)(2003.09.14. トランスアヴァンギャルドのいくつかのファイルを統合)(2004.04.01. 点検)

かんれんファイル

■ アンセルム・キーファー

かんれんサイト

■ 川村記念美術館(千葉県佐倉)


BBSより

ミンチカさん 2002.06.30.

クッキの『海へ』『海じゃなくて』は、まるで『地獄の赤い海で波乗りに興じる頭蓋骨たち』ですね★このシリーズは是非ヘビメタ流すディスコかなんかの壁に掛けてほしいなあ。。。

うんうん。『栄光の間の休息』は解かる。『折れた背骨』も解かるデ〜。『頭なしの首長竜のそれ』をイメージするなあ。。。僕が立体頭蓋骨で一番好きなのは、やっぱり総純金箔仕上げです☆

一つ、はっきりしていることは、Cucchiさんも相当に悪魔付きだって事♪

ミンチカさん 2002.06.30.

『セイスモサウルス』・・・・・頭蓋を無くした首長竜/岸辺をのし歩いて探す/「俺の頭はどこへ行った」・・・仲間達の哀しい鳴き声が/無いはずの耳に響き/断ち切られた頭の その目を見開く・・・空飛ぶ翼竜に見つかる前に/お前の頭を拾ってつなげ・・・そして 何も無かったように/ジェラシックの平原を謳歌する・・・人間なんて まだいない/湖は青く むせ返るほど空気は濃い

梁井朗さん 2002.06.30.

クッキやクレメンテといえば、千葉県佐倉の川村記念美術館に収蔵品がありますね。でかい絵です。個人的には、new expressionism というのはあまり興味ないんですけど。

※ クッキ作品は『無題(黄色の壁)/Muro Giallo/1987年/60.5 x 452 cm』、クレメンテ作品は『ヘラクレイトスの死に非ず(Non Morte di Eraclito)/1980年/200.6 x 850.9 cm』が、川村記念美術館にあります。

ミンチカさん 2002.06.27.

ミンモ・パラディーノの埴輪っぽい土像がかなり気に入りました。こちらまでギリシャ文明初期の地中海文明の香りが匂って来ました。

ブロンズ作品は、これは僕の実現不可能な夢なのですが、吹き抜けの玄関の正面コーナーに、こんな作品をぽつんと置き、スポットをぼんやりと当てる。。。少し離れては、お気に入りの絵画を飾り。。。

ああ、イメージだけは、広がります。。。ありがとう♪

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