EKAKINOKI

サン・ピエトロ寺院

Basilica di San Pietro

Virtual Rome より訳

かつて(〜1377年)、サン・ピエトロ寺院はヴァチカン内の教皇居所にあった。現在のサン・ピエトロ寺院は、聖ペテロに捧げられた古代キリスト教寺院廃虚の上に建てられ、十二使徒が祀られている。

San Pietro

サン・ピエトロ寺院建設は教皇ニコラウス5世(1447-55)によってはじめられ、そののちユリウス2世(1503-13:ミケランジェロにシスティーナ礼拝堂天井画を依頼した教皇)などに引き継がれ、延べ176年にわたった。

その間、ブラマンテ、ロッセリーノ、アントニオ・ダ・サンガッロ(子)、ラファエッロ、ミケランジェロ、ベルニーニ、ボッロミニ、マデルノ、ジャコモ・デッラ・ポルタ、ドメニコ・フォンターナら数多くの著明建築家がこの寺院建築にたずさわったが、かれらにしてもサン・ピエトロ寺院に足跡を残したごく一部の建築家にすぎない。

サン・ピエトロ寺院の円蓋(クーポラ)は、ミケランジェロによって設計されフォンタナとデッラ・ポルタによって完成された。世界有数の建築物のひとつであるこの円蓋(クーポラ)はローマのほうぼうじゅうからみることができ、いまではローマの景観の一部分となっている。

San Pietro

デッラ・コンチリアツィオーネ通り(Via della Conciliazione)からサン・ピエトロ寺院に向かうと・・・中央にオベリスク、ふたつの泉、そして見事な列柱がたち並ぶ回廊の広場にいたる。

この壮大な広場はベルニーニの設計によるもので、泉のうちひとつはマデルノ、もうひとつはドメニコ・フォンターナによってつくられた。その奥に、サン・ピエトロ寺院ファサード(正面)が姿を見せている。これはマデルノの設計によるもので1614年に完成した。

ファサードの柱廊部分には5つの扉があり、いちばん右側にあるのが「聖なる扉」・・・この扉はカソリックの祭儀による「25年ごとの聖年」の、正確にはクリスマスの日に教皇みずからの手で開けられる。

荘厳な寺院内にはいり、かつてここで仕事をした偉大な建築家たちを偲びながら、クーポラ(円蓋)があるところまで歩く。クーポラの真下の空間には、高さ29メートルの見事な祭壇天蓋(ベルニーニ作)がある。

サン・ピエトロ寺院でこのクーポラの下に立つときの感動はとても言葉には言い表せない・・・たぶん、だれもがそれぞれのおもいを胸にひめて家路につく・・・そんなたぐいの感動のような気がする。

(2001.12.08. 訳)

かんれんファイル

■ ヴァティカン ☆ Photos
■ 建築家マデルノにふれているファイル → サンタ・マリア・デル・ポポロ寺院

ART INVESTMENT RUSSIA SOVIET ITALY JAPAN