EKAKINOKI

ナポリ湾の両端

ナポリ湾を臨んで、いっぽうの端(南)はヴェスヴィオ火山が見えるポンペイの方角。

もういっぽうの端(北 ローマ方面)は、松林があるポシリポではなく、トンネルを越えて、ソフィア・ローレンのふるさとポツオーリからミゼーノにかけて、だとおもう。

もっと行くと、ローマまでつづく海岸線になっちゃうし。道端にスイカ売りがいるような。

ナポリ人は、海水浴するのにそこまで車で行くし、観光客は、カプリやイスキアやプロチダに行く。

ナポリ湾のなかで海水浴をするのは貧乏人だけだと、ナポリ人は自嘲する。

Napoli

しかし、この両端は、ともに歴史ある場所なのだ。

ポンペイは言うまでもないが、もういっぽうの端ミゼーノもだ。

ミゼーノは、ちょうどプロチダ島の対岸にあたる。ナポリの町なかから車で30分ぐらいだ。


2000年ぐらい前、このあたり一帯には、ローマ帝国水軍の基地があり、また貴族たちの別荘もあった。

シーザー、ネロの母親アグリッパの別荘は、ルクリーノの浜辺にあった。

皇帝ネロと母親アグリッパ

そもそも、ローマからナポリにいたる海岸線は、古来親しまれ、多くの別荘がある。皇帝ティベリウスの別荘は、スペルロンガにある。

残念ながら、地震で海没したり、第二次世界大戦で破壊されたりして、いま見るべくものはほとんどなにもない。

ナポリの海は8月中は波がたたない。波がたったら夏はおわりだ。ルイジ・テンコの歌に、「休暇はいつかおわる」(La lunga vacanza si finisce sempre....)というのがあった。

(2001.03.31)(2004.11.05. 見回り)

かんれんファイル

■ ルイジ・テンコ

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