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建築家パッラーディオの町ヴィチェンツァ

brentaヴェネツィアは、自己防御のために、なかば海のなかに建設された。

しかし共和国の富が増してくると、そこはやはり「人間のさが」で、広い土地に豪華な別荘を建てたくなる。農園経営もやりたい。

そしてじっさい、1500年代、ヴェネツィア貴族のあいだでそれが流行った。

その典型的な例が、ブレンタ河岸一帯に広がるかれらの荘園別荘であり、ヴィチェンツァという町だ。

このころ売れっ子建築家だったのがアンドレア・パラーディオ。

Andrea Palladio 1508-80

パッラーディオは石工あがりの建築家で、ローマ時代(カエサル・アウグストゥス時代)の建築家ヴィトルヴィウスを敬愛し、古代建築をお手本にした別荘をガンガンと建てた。

「建築四書(1570年)」という本を残している。

I quattro libri dell'architectura

パラーディオの建築は、町なかだけではなく、ブレンタの河岸や丘の上など、遠くからでもそれとわかる。

とりわけヴィチェンツァの町は、別称「パラーディオの町」とも呼ばれるほどパッラーディオの建物が集中している。

ラ・ロトンダ、シニョーリ広場のバジリカ、オリンピコ劇場、アンドレア・パラーディオ通りに立ち並ぶ宮殿など、これらはいま、ユネスコの世界文化遺産になっている。

ギリシャ風というかローマ風というか、映画のセッティングみたいなかんじです。

遊覧船で、ブレンタ河からこれらの建物を観覧してみるのもおもしろいかもしれない。

後世に与えた影響もおおきい。これによく似た建物、アメリカでも見ない?

(2000.12.23)(2004.11.04. 見回り)(2004.12.02. 見回り)

※ 「パッラーディオ」は「パラディオ」と表記される場合が多いようです。

かんれんファイル

建築家パッラーディオの町ヴィチェンツァ
ダリが好きだったオリンピコ劇場

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