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ピエモンテ出身のアーティストってだれ?

北イタリア・ピエモンテ地方の中心はトリノ。メジャーな美術館は、市内にはいくつかしかない。もちろんそこに行けば、イタリアのどの町ででもそうであるように、聞いたこともない地元の画家たちの作品が、古きも新しきも、うんじゃりとあるよ〜

サバウダ美術館とロイヤル・レジデンス(Palazzo Reale)の美術館は、ともにイタリア王家サバウダのコレクション。アカデミーにも絵画館(La Pinacoteca dell'Accademia Albertina)がある。GAMは近代美術。ちょい郊外には、カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(Castello di Rivoli Museo d'Arte Contemporanea)。

かんれんファイル トリノの写真 / ピエモンテかんたんマップ

ところでピエモンテ地方出身の画家ってだれだろう?

ガウデンツィオ・フェッラーリ・・
Gaudenzio Ferrari: 1475? Valduggia-1546 Milano

まずルネサンス時代のフェッラーリかなぁ。。ペルジーノなんかに影響を受けたみたい。フェッラーリが生まれたヴァルドゥッジャ(ヴァル・セージア)は、アルプスの、スキー場があるような山のなかで、このひと、ナニがドウなって画家になったのかな、、?

上左の画像はミラノ・ブレーラ美術館にあるフェッラーリ作品。ミラノから電車でトリノに向かうと、まずノヴァーラ。ノヴァーラはまだロンバルディア地方ですが、ここのサン・ガウデンツィオ教会(→ Basilica di San Gaudenzio)にフェッラーリ作品(1514-21)があります。

サン・ガウデンツィオ教会のフェッラーリ作品
http://www.turismonovara.it/old/ArteStoria/gaudenzio2.htm

ノヴァーラのつぎがヴェルチェッリでここまでくるとピエモンテ地方。サンティアをすぎてトリノにいたるまで、ずうっと単調な耕作地帯です。 ちなみにイタリア有数の米の産地。ヴェルチェッリのサン・クリストフォロ教会にフェッラーリのフレスコ画、祭壇画があります。

フェッラーリの作品はこのほか・・・ミラノ、ヴェルチェッリ県ヴァラッロ・セイアの教会(Santa Maria delle Grazie:上右)、サロンノの教会(Santuario di Saronno)などにも。

ところで、、ヴェルチェッリにはもうひとつ、「ボルゴーニャ美術館(Civico Museo Borgogna)」があります。ボルゴーニャ美術館は、古いものから新しいものまでいろいろ、、以前日本に来てたモルベッリの「たった80サンティムのために」もココの所蔵品です。

ボルゴーニャ美術館
http://www.museoborgogna.it/

アンジェロ・モルベッリ・・
Angelo Morbelli: 1853 Alessandria - 1919 Milano

ジュセッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペード・・
Giuseppe Pellizza da Volpedo: 1868-1907 Alessandria

ピエモンテ地方はトリノからミラノにいたる平地をはさんで地図で上側がアルプス、下側は、ジェノヴァがあるリグーリア地方にいたるまで丘陵地帯が広がっています。アスティ、アレッサンドリア・・・そうです、、ワインの産地!

モルベッリとヴォルペードはともにアレッサンドリア出身でおともだち。マッキアイオーリ派後の画家、かな。

→  ミレー3大名画展 / マッキアイオーリってなに?

ジャコモ・バッラ・・
Giacomo Balla 1871-1958

バッラはトリノ出身。年代的にも作風的にもモルベッリらより一世代あと。

→  バッラの「街灯」

デ・キリコ・・
Giorgio de Chirico 1888-1978

キリコもトリノに住んだことがあるっていうんだけど、そんなんでピエモンテのアーティストと言えるかどうか、、、でもピエモンテ地方に関係があるニンゲンが言うんだからコダワリがあるとみて一応許可。

フェリーチェ・カゾラーティ・・
Felice Casorati 1883-1963

「1920年代イタリアの6人衆」のひとりカゾラーティなんかも国内では有名な画家。

→ カゾラーティにふれているファイル

「アルテ・ポーヴェラ」のマリオ・メルツォ、ジルベルト・ゾリオ、ジュセッペ・ペノーネ、ジュリオ・パオリーニ・・

ごく最近となると、トリノを発祥の地とする「アルテ・ポーヴェラ」の一連のアーティストたち・・・マリオ・メルツォ、ジルベルト・ゾリオ、ジュセッペ・ペノーネ、ジュリオ・パオリーニなんかはインターナショナルに有名。

→ アルテ・ポーヴェラ

キャロル・ラーマ

昨年(2003年)のヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞をとったネ。ラーマはいまもトリノに住んでるよ。かわってる〜とか言われるけど。

→ キャロル・ラーマ

ちょっとおもいつくだけをあげてみたけど、、こうしてみるとほとんどが1900年以降のアーティスト。トリノを中心としたピエモンテ地方のアートが活気づくのは、やはり近代という時代と密接な関係があるんだネ。

(2004.08.25.)(2004.11.01. 見回り)

かんれんサイト

ヴェルチェッリの教会紹介(イタリア語)
http://web.tiscali.it/teses/places/vc/vercelli.html

アルテ・ポーヴェラ(英語)
http://www.contemporaryartarchive.com/Index.html

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