EKAKINOKI

ロシアとイタリアの靴関係

メッツ美術館のゴッホの靴の絵
http://www.flickr.com/photos/kmullins/148267634/

以下・・・京子(モスクワで働いている日本女性)とPierino(東京で働いているイタリア人)がイタリアでおしゃべりしている・・・という無理がある設定。

京子 ・・・・・ さっき電車のなかにいた女性、どうしてロシア人ってわかるの?

Pierino ・・・・・ ブーツをはいてたモン。あるじゃんそういうの。たとえば、イタリア人に人気があるブランドでバッチリきめてりゃ、モスクワだろうが東京だろうが、すぐさま「イタリアーノだ!」って。

京子 ・・・・・ イタリアーノは葬式のとき以外黒い靴をはきませ〜ん、、とか?ハハ。でも多少あるかな、そういうの。ロシア人だけじゃなくて、ウクライナとか東欧とか、旧ソ連系のひとたちはブーツに憑かれてるみたいな。ただ寒いからだよ、というひともいるけど。

Pierino ・・・・・ ところで、ロシアではイタリアの靴があんまり人気ナイって言ってたけど、、どうして?

京子 ・・・・・ ソ連が崩壊したあとすぐ、イタリアの靴がドサッとロシアに入ってきて、あまり品質のよくないものだったのか、いっぺん評判をおとしちゃったみたい。

Pierino ・・・・・ ロシアは寒いし、道に塩撒いて氷を融かすんでしょ?がんじょうな靴じゃないともたない、とかもあるのかな?

京子 ・・・・・ そー、靴がまっ〜しろになっちゃう。いっぺん白くなるとタイヘン。なんべんみがいても白い線がでてくる。

ロシアでソ連時代に人気があったのは、フィンランドとかフランスとかドイツとかの靴。「レニングラーツカヤ」というロシア製の靴も人気があった。そういうのが売りにでると、、

Pierino ・・・・・ 行列〜?!

京子 ・・・・・ フフ、、でもいまはどこもロシアとの合弁じゃないかなぁ、とうぜんロシア用の靴作ってるはずだから、イタリア靴だって人気がないわけじゃないとおもう。

Pierino ・・・・・ あのサ、ごくふつうのロシア人って「This is イタリアの靴!」っての知ってる?しらないんじゃない?かりにそんなのがあっても値段が高くて手がとどかないとか。

ラモン・サラサール監督の「靴に恋して(2002)」のチラシ。靴にまつわる映画はこのほかたとえば・・・ダスティン・ホフマン主演の「ヒーロー 靴をなくした天使(1992)」、デ・シーカ監督の「靴みがき(1946)」、エルマンノ・オルミ監督の「木靴の樹(1978)」などなど・・・

京子 ・・・・・ うん、、いまのロシアでは、安くてすぐつかえなくなっちゃうような靴をせこく売ってる。形だけマネしたみたいな中国製とか、ヨーロッパで倉庫に眠ってた流行遅れの靴を安く仕入れてきて売るとか。ともかく、ドコドコ製とかよりも、どのお店に行けば品質がいい靴を置いてあるか、のほうが先決だわ〜。

Pierino ・・・・・ まえはイタリアで靴を買うのがすごいタノシミだったのが、ユーロになってからハナシになんない。欲しいっておもうと、リラのときはせいぜい1万とか1万5千とかだったのに、いまは3万とか4万とか〜!

京子 ・・・・・ 給料を日本円でもらってるイタリアーノって、たいへんね。。ユーロがこれだけ高くなると、ロシアもそのうちきっと、ドルじゃなくて「ユーロでいくら」になるわぁ。

Pierino ・・・・・ 日本で給料もらってイタリアに帰ると、以前はすっごいリッチに感じた。でもいまはほとんどおんなじぐらい、かな。

(2004.08.28.)

かんれんサイト

ヤン・ヤンセン オフィシャルサイト
http://www.janjansenshoes.com/

※ 「ヤン・ヤンセンの世界」展は2004年春〜2005年秋全国巡回: 美術館「えき(京都)」 2004.05.12 - 05.30/ 北海道立釧路芸術館 2004.07.10 - 09.15  / 河口湖美術館(山梨県) 2004.10.30 - 12.26/ 西宮市大谷記念美術館(兵庫県) 2005.04.02 - 05.08 他

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