EKAKINOKI

DNAに刻まれた中世の憎しみ

中世の戦争の憎しみは、ヨーロッパのひとびとのDNAに刻まれている。

そういう感情の吐露を見ることはよくある。

海に面した地域のフレンチとイングリッシュがいい例だ。

おたがいやりあったもんな。

シエナの若者は「フィレンツェのやつらが塔を壊しやがった。」

500年以上も前のことだが、マジで。

とくにイタリアは、イタリアという国はなく、都市国家間で戦争をし合っていた。

ジェノヴァ、ヴェネツィア、ピサ、シエナ、フィレンツェなどが、マジで戦争し、殺し合っていたのです。

だから、サッカーのフーリガンはただの郷土愛だけじゃない。かつての戦争の残像です。

熱狂的なローマ・ファンの男と、おなじく熱狂的なナポリ・ファン女性が結婚できるわけないでしょうー。

イタリアでは挨拶がわりに「あなたは何人?」

日本風に言うと「にいさん、国はどこでぇ?」「日本です。」なんて答えたら、にいさん、ぶっとばされる。

ヴェネツィア人かナポリ人かローマ人かミラノ人か。

「ミラノ言葉(=方言!)でしか、私はお話したくありません。」なんて年輩のご婦人に出会ったこともある。

「ヴェネツィア市役所で、ヴェネツィア語がわからない南イタリアの連中が働いてるんだぜ。我慢できないよ。」

サン・マルコ広場の鐘楼に登ってつかまったヴェネツィア人・・・「人生のなかで、これほどじぶんがヴェネツィア人だと実感したことはなかった!」

レーガ・ノルド(北方連合)ってなんですか?ここにもやはり、都市国家の伝統が見え隠れしてない?

(2004.12.16. 「ルネサンス:ヴェネツィアはヴェネツィア」から分割)

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