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ネビオーロってぶどう酒の名前?

Nebiolo Adriano

ネビオーロ先生の "ネビオーロ(nebiolo)" は、葡萄の品種の名前。 ピエモンテ地方から、ヴァッレ・ダオスタに広がる地域で栽培されています。砂分の多い土壌で栽培される、 比較的アルコール分の少ない種類のワインです。「BARBARESCO」「BARORO」などなどに姿をかえます。

ボトルからワインをいったんデカンタに移して、アルコール分をすこしぬいてから飲むというのは耳にしますが、 実際「バルバレスコ(BARBARESCO)」などはそういう飲みかたをするようです。それも、2、3時間前にです。待ち切れます..?葡萄を害虫から守るのに、アイリスを一緒に植えるそうです。

葡萄の品種としてのネビオーロは、「nebbiolo」と「B」がひとつよぶんにはいります。 だから正確に発音すると、「ネッビオーロ」ですね。ネビオーロ家も、もともとはピエモンテ地方アスティの丘陵地帯でのワイン製造業から財をなした、 というわけで先生はリッチ。(リッチなのは生まれつきで、先生の責任ではありません。先生、じゅうぶんにたのしんでいるけれど...。

くれぐれも、「なんだ、金持ちの趣味か。」などとお考えあそばさないように。ネビオーロはトリーノ芸大で教育を受けたのち、職業画家。インテリ層にしか分からないような高邁な議論を好むのが「タマニキズ」だけどね。

ネビオーロの別宅からは、トリーノ市を眼下に一望できる。庭の木々のあいだには、かずかずの日本の植物が散見される。 そういえば、トリーノ市にも日本庭園をモチーフにした大きな公園があって、モミジなどがほうぼうに植えられている。

フランチェスコ・デ・バルトロメイス(美術評論家)のインタビュー

あなたの作品には、一貫して「動き」がありますね。視覚的なもののほかに、広がっていく感じとか、あるいは深淵さ、なにかが発芽していくみたいな。

そう、「動き」と言っても、経験したことのない次元に入っていきたいみたいな。 つねに変わっていきたいのです。でも、未来派の律儀な機械仕掛けみたいな考え方とはすこしちがうんです。

最近の作品をみても、規則的なものと不規則なもの、くらい部分とあかるい部分とが幾重にもかさなりあって、 非常にうごきがあります。それがお互いに邪魔しあわないで、いかしあっています。

そうです。ひとふでひとふでに意味のあるというか、正確に目的をもっている。 ひとふでひとふでを操っているわたしがあって、それが作品のなかで、幾重にもかさなり合い、動きをもつわけですが、この両者はまったく別の次元のことでありながら、お互いに関係し合っています。ちょうど、「記憶」にみるような関係です。「記憶」には、過去と現在が交錯していています。ある種の「自己防衛」でもあるわけですけれども、それと同時に、「生きていく力そのもの」でもあります。

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