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ローマのカラヴァッジョ作品

Caravaggio(Michelangelo Merisi) 1571-1610

ボルゲーゼ美術館 Museo e Galleria Borghese

聖ヒエロニムス(1605-06)/蛇を踏んでる聖母(1605)/ゴリアテの首を持つダヴィデ(1609-10)/果物籠を持つ若者(1593-94)・・・・・

カラヴァッジョをまとめて見れるよ〜!キャンバスに残された筆あとまでみてください。

カピトリーニ美術館
Musei Capitolini e Pinacoteca

洗礼者ヨハネ (1602)/女占い師(1594)

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「占い師」には2ヴァージョンあって、カピトリーニにある「痩せ顔」が最初の作品、ルーヴル美術館の「ふっくら顔(上右写真)」は二番目の作品は、最初の購入者の友人で、のちにカラヴァッジョの庇護者となった枢機卿デル・モンテのために描かれたものです。

Cardinal Francesco Maria Del Monte, 1549-1627

初期のジャンルもの、静物画もいいですが、制約が多い宗教画のほうがカラヴァッジョの真骨頂がでてるのはどうして?もしかして、挑発的なカラヴァッジョの性格のせい?

バルベリーニ美術館 (3)
Galleria Nazionale di Arte Antica di Palazzo Barberini

ナルキッソス(1598-99) / ユディトとホロフェルネス(1595-96) / 瞑想する聖フランチェスコ(推定カラヴァッジョ)

「カラヴァッジョが描いたユディトの表情は、男の首を斬っていながらまるでパッシヴ(消極的)だ。カラヴァッジョの注意は男にだけ注がれ、女がモノを考えるなんておもいもしなかったにちがいない。」- 「La passione di Artemisia by Susan Vreeland」より引用訳

なるほど。

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会
San Luigi dei Francesi

Photo Gallery ・・・ San Luigi dei Francesi 教会

マタイの受難/マタイと天使/マタイの召命(1599-1602)

カラヴァッジョの場合、どれだけ時代からとんでるか、ばかりに目がいきますが、ときとして、教会内の、ほかの画家の作品ともけっこう調和がとれているのに気づくことがあります。ひとつの作品にはいろいろな面があるのですね。

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
Santa Maria del Popolo

ペテロの磔刑/パウロの改宗(1600-1601)

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会のマタイものにつづいて描かれた作品で、若干30歳のカラヴァッジョの名声をゆるぎないものにしました。

写真でサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の手前にみえているのはポポロ広場( 冬のローマ)です。

ヴァティカン絵画館
Pinacoteca Vaticana

イエスの埋葬(1602-04)

サンタゴスティーノ教会
Sant'Agostino

ロレートの聖母(1603-05)

「教会の出口近くの祭壇」はちょっと末席っぽいですが、「来てよかった」とおもう作品のひとつです。

「よごれた足」のために、この作品も教会側からイチャモンがつきました。でも、よくかんがえてみると、ほんとのことを描いたんだよ、カラヴァッジョ。ほんとうの悲しみと怒りと不安と悦びと・・・。ほんとうは、こっちのほうが神様に近いんじゃないの?

当時のひとたちもそうかんじたのか、「納品されたこの作品はすぐに有名になった」と説明書きにありました。サンタゴスティーノ教会は昼休みがなが〜いので、ちょっと時間をはずすと、夕方の4時ぐらいまで中に入れなかったりします。

コルズィーニ美術館
Galleria Nazionale di Arte Antica di Palazzo Corsini

洗礼者ヨハネ (1603-04)

ここにはアカデミーがあるみたいで、たまたま行った日は会議かなにか。保安上の理由から「臨時休館」。翌日お昼すぎに行くと、「午後はやってません。」3回目の正直とおもって行ったら、「スタッフが足りないので今日はお休み。」なに、これ〜?ここのカラヴァッジョ作品を見たのは、それから何年かして、地球上の別の場所ででした。いまはカラヴァッジョもけっこう出稼ぎしてるので、どこかのカラヴァッジョ展でまとめ見したほうがお得です。(笑)

ドーリア・パンフィーリ美術館
Galleria Doria Pamphilj

エジプト逃避途上の休息(1594-96)/改悛のマグダラのマリア(1596)

ボカシがきいてたり(「改悛のマグダラのマリア」)、女の子の表情が可愛いこぶってたり(「エジプト逃避途上の休息」)、ほんとうにこれカラヴァッジョ?

ドーリア・パンフィーリ美術館ってイタリア語っぽくない綴りは、1600年代教皇一族の名前で、いまも末裔が美術館経営に関わってるってきいたことがあります。それにしても「男女共用トイレ」は改築計画なし?

2004.03.07

* 制作年代は諸説がありおおざっぱ。


かんれんファイル

■ ローマ以外のカラヴァッジョ作品

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